執筆者 平田善哉
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
トータル・ライフ・コンサルタント
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は
男性65.5%
女性51.2%
なんと2人に1人以上ががんにかかってしまいます
(2019年データに基づく)
そんな怖い病気に私たちはどのように備えれば良いのでしょうか
もちろん病気にかからないように健康的に過ごすのがまず一番ですが
もし万一病気になってしまったら治療費はどれくらいかかるのでしょうか
- 標準治療を受けた時は・・・
- 自由診療で治療した時は・・・
- 先進医療を受けた時は・・・
標準治療とは
治療効果や安全性が証明されている治療のこと
がん治療にかかる医療費(1入院あたり)(単位:円)
胃がん | 直腸 がん | 気管支 肺の がん | 乳がん |
996,965 | 1,150,026 | 913,065 | 792,609 |
3割負担だと(1入院あたり)(単位:円)
胃がん | 直腸がん | 気管支 肺の がん | 乳がん |
299,090 | 345,008 | 273,920 | 237,782 |
1回の入院でもかなりかかりますね
高額療養費制度を利用して負担が少なくなる場合がありますが
入院中は仕事を休む必要があるため
収入が減少してしまう可能性もあります
標準治療が基本となりますが、標準治療がない固形がんまたは局所進行もしくは転移が認められた場合
遺伝子パネル検査で対応した治療薬が見つかることがあります。
対応した治療薬があれば、治療効果が期待できますが
保険適用とはならない
「未承認薬」や「適応外薬」の場合があります。
自由診療とは
公的な医療保険が適用されない医療技術や薬剤による治療のこと
「未承認薬」や「適応外薬」による治療は保険適用されない「自由診療」になるため治療費が高額となります。
近年開発進歩が目まぐるしく、がん領域の医薬品で米国か欧州で承認され日本で未承認のものは128種類
適応外のものは65種類もあります。
未承認薬例
薬剤名 | がん種類 | 1カ月の薬剤費 |
ネラチニブ | 乳腺 | 3,312,000円 |
アミバンタマブ | 肺 | 4,822,140円 |
ブリナツモナブ | 血液 | 10,976,336円 |
適応外薬例
薬剤名 | がん 種類 | 1カ月の 薬剤費 |
イピリムマブ | 肝臓 | 2,797,187円 |
ペムブロリズマブ | 肺・胃・皮膚 | 571,995円 |
ニボルマブ(オプチーボ) | 肺・泌尿器 | 732,810円 |
1カ月の薬剤費だけでもとんでもない金額です・・・
先進医療とは
厚生労働大臣が保険診療との併用を認めたもので先進医療の技術費は全額自己負担
技術名 | 先進医療技術費 |
重粒子線治療 | 平均 314万円 |
陽子線治療 | 平均 266万円 |
こちらも非常に高額です・・・
自由診療で治療する場合や先進医療を受ける場合は保険に入っていないと一般人の私たちにはとても払えるような金額ではないですね。
もし万一病気になってしまった場合は自分に合った最適な治療を受けたいものです
費用であきらめたくはありません
がんの治療で自由診療や患者申出療養を受けられた時に1億円まで実費を保障してくれる
「ガン保険」や
先進医療を受けられた時に2000万円まで実費を保障してくれる
「医療保険」があります
保険募集代理店 株式会社アライズ
では保険アドバイザーによる
保険相談にお申し込みいただけます
保険をご検討いただく際にはぜひご活用ください
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