執筆者 平田善哉
1級FP技能士(国家資格)
損害保険プランナー(日本損害保険協会認定)
自転車損害賠償責任保険等への加入義務化
令和5年4月1日現在、32都府県において加入義務化、10道県において努力義務化する条例が制定されています。
自転車事故で問われる責任
自転車は道路交通法上「軽車両」になります
刑事上の責任
相手を死傷させた場合、過失傷害罪
過失致死罪が適用されます。
・過失傷害罪は30万円以下の罰金又は科料
・過失致死罪は50万円以下の罰金
重大な過失によって死傷させた場合は
重過失致死傷罪が適用されます。
・重過失致死傷罪は5年以下の懲役
若しくは禁固又は100万円以下の罰金
民事上の責任
被害者に対する損害賠償責任を負い
治療費・休業損害・慰謝料・逸失利益など
の支払い義務が生じます。
自転車事故で多い原因
「出合頭衝突」と「右左折時衝突」
事故を防ぐために注意すべきことは
- 信号を守る
- 一旦停止を守る
- 急な進路変更をしない
変更時は後方確認 - 左側通行を守る
- 歩道上では歩行者優先を守る
そのほか当たり前ですが、ながらスマホ、傘さし、片手運転、2人乗り、酒気帯びなどの禁止は言うまでもありません
また、ご自身の身を守るためにヘルメットもぜひご着用ください
自転車事故高額賠償事例
- 賠償額 9521万円 男児が自転車で女性と正面衝突
- 賠償額 9266万円 男子高校生が自転車で対向自転車男性と衝突
- 賠償額 5438万円 男性が自転車で信号無視して、青信号で歩行中の女性と衝突
自転車保険に入っていない場合
この高額なお金を自分で
支払わなければなりません
自転車保険の種類
自転車保険 |
自動車保険・火災保険・傷害保険の個人賠償責任特約(日常生活賠償特約) |
会社・学校・マンション管理組合などの団体構成員向け個人賠償責任保険 |
都道府県共済・全労災・コープ共済などの個人賠償責任保険 |
TSマーク付帯保険 |
クレジットカードの付帯保険 |
もし、まだ自転車保険にご加入でなければ
保険募集代理店 株式会社アライズでは
保険アドバイザーによる保険相談に
お申し込みいただけます。
保険をご検討いただく際には
ぜひご活用ください。
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